2012年04月16日

こどもの日を脱原発の日に

54基ある国内原発のうちすでに53基は停止している。現在稼働中の原発は北海道の泊原発1基のみ。そして2012年5月5日、泊原発が止まる。子供たちのためにこの日からずっと原発ゼロのままにして、こどもの日の5月5日を脱原発の日にしたい。そして原発などなくても夏も冬も乗り切るために英知を結集する。

産業構造の変化や省エネ推進、放射性物質の長期管理と原発廃炉のプロセスなど課題は多いが、環境と人にやさしい時代が始まる。

福島でいまだに多くの人たちが避難生活と放射能汚染に苦しんでいる。東日本の食の安全も脅かされたままだ。瓦礫も除染も避難も何も解決していない。原発事故も収束していない状況で、不安を感じて多くの国民が反対しているにもかかわらず、国民の声も聞かずに再稼働に暴走する政府はすでに正気を失っている。もはや、私たち国民の代表ではない。

政治家と官僚は、再稼働の努力と根回しなんかより、本当にやるべきことがある。どうみても原発事故の原因究明と事故収束が優先に決まってる。壊れた原発から海と大気に撒かれている放射能を封じ込めて、福島県を復興することの方が先だ。
posted by 中山幹夫 | 脱原発