2017年11月23日

安倍政権と自民独裁憲法

かつて安倍晋三は『安倍の日本国民に訴える』というテレビ番組で、「多数の民意がないと議員になれないが、選挙に勝って得た任期においては多数の意見に従わず私の判断でやる。憲法と世論で決めるというのは間違いだ」と言い放って、民意軽視と憲法軽視を公言した。そして実際に、国民を騙して選挙に勝った後は、平然と民意と憲法を無視し、公約を破り、公約にないことを強行し続けている。利権をむさぼり、国家を私物化し、自分たちに不都合な情報を官僚とぐるになって徹底的に隠し、国会を軽視し、マスコミを操って国民を騙し続けている。安倍は2006年に第一次安倍政権で教育基本法を改悪して政権を放り投げた男だ。嘘つきで、損得まみれで、道徳心の欠片もない安倍が、愛国心を叫び、道徳を語り、「子供たちの道徳心を培う。損得を超えた価値。教育基本法に愛国心を書き込んだ。日本のために尽くせ。国のために命をかけろ」とほざいている。まるで悪い冗談だ。まるでペテン師だ。

選挙の度に安倍が叫ぶ経済第一やアベノミクスの言葉は選挙に勝つための方便でしかない。実際やったことは、労働環境悪化と増税と社会保険料増と社会保障削減で庶民を苦しめて、一方で大企業には法人税減税を行い、年金資金と日銀資金で株価を吊り上げて景気を偽装。民意を無視して原発再稼働を強行し、TPP反対の公約を破り、戦前美化の日本会議の安倍政権最重要課題である憲法違反の安保法、秘密法、盗聴法、共謀罪を全力で強行した。まさに戦前回帰一直線だ。次は緊急事態条項と人権抑圧の自民独裁憲法への改憲を狙っている。日本を米国の属国にした自民党は大企業と米国の奴隷であり、庶民に背を向け国家を私物化した安倍政権は原発利権・軍事利権・五輪利権・復興利権に群がる愚劣な利権集団である。馬鹿で卑怯で嘘つきの安倍は何も責任を取らず、国民を見下し、今も総理を辞めず、将軍気取りで威張り腐っている。自由と民主主義を壊し続ける自由民主党は党名自体が詐欺だ。

ブログ中盤には稲田朋美、西田昌司、長勢甚遠、武藤貴也などの発言の動画がある。今の自民党の危険性は常軌を逸している。自民支持者は日本会議まみれの自民を支持し続けることがどれほど危険で愚かなことなのか気づこう。選挙にも行かない、国民の5割の政治無関心の人たちは自分たちの愚かさに気づこう。手遅れになる前に。もう手遅れかもしれないが。

ブログの最後にある自民憲法草案の問題点も見てほしい。緊急事態条項による独裁政権と人権抑圧を可能にする自民党憲法案。戦前美化の亡霊に取り憑かれたこんな腐りきった自民党による憲法改悪が実現したら、私たちは1%の特権階級が利権をむさぼるための犠牲にされて、国民主権も基本的人権も平和も奪われる。戦前同様に庶民の生活が壊滅的に壊される。

安倍の日本国民に訴える『民主主義への警戒と保守主義の再興』
TOKYO MX 2012/1/28放送

ブログで引用した発言部分の6分9秒開始の設定になっているので、すぐに問題の発言を聞くことができます。今の日本を支配している自民党議員たちは他にもすごいことを言っている。とても正気とは思えない。あとで落ち着いて最初から全部見ることをオススメします。

この動画で安倍は女優の小林麻子、自民の西田昌司、評論家の西部邁などのお友達に「そうそう、うんうん」とよいしょされて上機嫌だ。99%の一般国民を蔑視して愚弄し、1%の特権階級の利権のために、金権と支配欲に狂う自民党政権は極めて危険だ。

下記で、( )は発言者の含意を私が補足した。
【 】は私のコメント。

(1)「多数の民意がないと議員になれないが、選挙に勝って得た任期においては、多数の意見に従わず、私の判断でやる」
安倍晋三「我々はですね、え〜多数の民意を受けないと、まず国会議員になれない、仕事ができないという大前提があるんですが。しかしですね、それによって得た任期においては、いちいち(愚かな民衆の)多数の意見に従うわけでは、ありませんよ。そんなかにおいては(選ばれた優れた代表者の)私の判断でやらさしてもらう。その裁量権も含めて(白紙委任で)私を選んでください、ということでなければいけない」

【多数意見を無視する安倍は、再稼働、TPP、安保法と今まさにこれを実行している。】

(2)「民主主義はこれしか皆が納得する方法ないってくらいの制度。他国と価値共有って程度のもの」
安倍晋三「民主主義っていうのはですね。そのまあ、これしか、まあ、みんなが納得する方法ないという、え〜、制度っとくらいに、なんですよ。しかし、そうは言ってもね、これまあ多くの国々とこの価値を共有してますから、日本はそうやって多くの国々と共有してるんだよっていうのは、ある程度、誇りとしてもいいです」

【安倍は自由と民主主義を何も分かってない。逆に現憲法の国民主権を敵視している。】

(3)「常識ない民衆はたかだか代表者を選ぶところまで。政策にまで口を出すな」
西部邁「民衆はね、なんか常識が(ない)。これ、たしかに民衆の感情とか感覚とか常識って大事なものなんだけど、それはたかだか代表者を選ぶところ(まで)でね。僕、山口県のことよく知らないんですけどね。安倍晋三、これお世辞じゃないんですよ。ご先祖が日本に貢献してくれたようで。だから代表者は晋三さんでいいんじゃないのってところまでは選挙民の常識は大事。ところが、これ(=民衆たち)が政策にまで(#`д´)、口を出し始める(なんてとんでもない)」

【民衆という言葉を自分たち以外の一般の国民を愚ろうする言葉として使っている。こんな言葉にうなづく安倍たちがあまりに醜くい。】

(4)「我々代表の意思で判断して、国民に説得しなければならない」
西田昌司「その通りです。今、総理が大事なことをおっしゃってましてね。我々は(選ばれた優れた)代表であると。我々は(民衆の)代理人でないんです。我々は(優れた)代表であるから、この(賢い)我々の意思で、その時の状況に応じた判断をしていく。(愚かな)国民に説得して(押し付けて)いかなければならない」

【これは他の自民議員にも共通している選民思想だ。自民議員は、自分たちは優れた選民であり、愚かな民衆の役目は盲目的に自民に投票すること、または政治に無関心で選挙に行かず寝てればいい、と思っている。そして選挙に勝った後は、もう愚かな民衆どもの声など聞く価値ない。特権階級の代表の自民党は民衆の声に耳を傾ける気など初めから全然ない。】

(5)「憲法と世論で決めるというのは間違いだ」
安倍晋三「民主主義と世論と保守主義のテーマにあってると思うのは皇位継承。有識者会議の結論の柱は2つ、憲法と世論。これは、えっ!と驚きました。憲法と世論で決めるという考え方こそ間違いなんだ」

【憲法と世論を軽視する自民党政権は極めて危険な政権だ。安倍晋三は憲法と世論を敵視している。では一体何で決めるのか。結局、安倍首相と自民党が、憲法と世論を無視して好き勝手に決めるということであり、まさに独裁そのものである。これが今の自民党なのだ。】

<2006年 教育基本法改悪>

2006年、第一次安倍政権は教育基本法を改悪し、その教育基本法で今の教科書が作られた。国家を私物化して友達を優遇し、真実を隠ぺいし、嘘をつきまくり、損得まみれで道徳心の欠片もない心の腐りきった安倍が愛国心を叫び、道徳を語り、「子供たちの道徳心を培う。損得を超えた価値。教育基本法に愛国心を書き込んだ。日本のために尽くせ。国のために命をかけろ」とほざいている。挙句の果てに国民の命を軽んじる。まるでペテン師だ。





<安倍たち自民連中と同じ考えの安倍チルドレン>

戦争行きたくない人は利己的だと言って自民党を離党した安倍チルドレンの武藤貴也。彼も他の自民党議員と同様に憲法の国民主権、基本的人権、平和主義を敵視している。

武藤貴也
「憲法の国民主権、基本的人権、平和主義。この3つは日本精神を破壊する」
武藤貴也 公式グログ http://ameblo.jp/mutou-takaya/entry-11937106202.html
キャッシュ
利己的な武藤貴也.jpg


<戦前美化の日本会議の自民議員の考えは同じ>

安倍晋三と武藤貴也だけではない。長勢甚遠、西田昌司、稲田朋美たち自民議員はみんな同じで、日本国憲法の「国民主権、基本的人権、平和主義」を敵視している。自民党の考えは完全に一致している。自民党が目指している日本の姿は明確だ。自民憲法草案の目的は、自民党が日本国民を支配して、この日本を独裁国家にすることである。

安倍晋三が同席して拍手する場で長勢甚遠元法務大臣が断言した。

長勢甚遠
「国民主権、基本的人権、平和主義をなくさなければ自主憲法にならない」
…安倍拍手


これが全体動画です。全体を見ると自民党は本当に恐ろしい政党だと分かります。



自民党 西田昌司
「国民主権っていうと日本人は国民が一番上だと思っちゃう。国民が一番上じゃないんだ。国民主権がおかしいです。基本的人権も含めてですよ」


国民に主権があることがおかしい(西田).jpg


自民党 稲田朋美防衛大臣
「国民の生活が大事なんて政治は間違っている」


自民党 稲田朋美防衛大臣
「国民一人一人が国を守るためには血を流す覚悟をしなければならない!」


「国民の生活が大事なんて政治は間違っている」の発言がどんな文脈で言われたのか。全体を聞くと自民の狂気がもっと分かる。稲田の発言は8:10から16:00。


安倍、西田、稲田、長勢、武藤は自民党の中で特別ではない。
まさに戦前の大日本帝国への回帰に狂った今の自民の本質だ。

つまり自民党の考えはこういうことです
・多数意見に従わず私の判断でやる=馬鹿な国民ども、自民党の安倍が決める
・民衆はたかだか代表者を選ぶだけ=愚かな大衆どもは黙って自民に入れろ
・国民の生活が大事なんて間違い =特権階級の生活が大事
・国民主権と基本的人権をなくせ =我々の奴隷なんかに主権も人権もいらない
・平和主義なくせ、国民は血を流せ=庶民は俺たちのカネのために戦って死ね
・政策にまで口を出すな =政権批判すると口を出すと弾圧するぞ
・憲法と世論では決めない=俺たち特権階級の自民党が法律だ
・国民は一番上じゃない =自民党たち特権階級が一番上だ


自分は一般庶民なのに、こんな自民党を支持してる人や、
政治無関心で選挙に行かない人は肉屋を支持するブタだ。

<稲田朋美たち自民党は金銭欲と支配欲に狂っている>




















<こんな自民を支持するのか?自民独裁憲法を許すのか?>

法律は国民を縛る。だからこそ法律によって国民の権利が侵害されることを防ぐために、法律は憲法という法に従って作られる。憲法に違反した法律を作ってはいけない。憲法は、国民を守るために、権力の暴走を防ぎ、権力者を縛るものだ。でも自民は憲法違反の安保法、秘密法、共謀罪を数の力で強行した。さらに自民は、日本国民の無知に付け込んで憲法を改悪して、国民の権利を縛るための憲法に変えようとしている。憲法の立憲主義を全く理解していない馬鹿で愚劣な自民は、基本的人権を抑圧し、国民主権を否定し、戦争利権のために平和を叩き壊す気だ。極めつきが自民憲法98条99条の緊急事態条項による独裁である。それでも自民を支持するのか。それでも選挙に行かないのか。

<今の憲法と自民憲法草案の比較>
ぜひ下記リンク先を見てください。衝撃的です。
自民党の最大の狙いは第9章『緊急事態』の98条、99条。
http://editorium.jp/kenpo/const.html 















posted by 中山幹夫 | 自民政権

2013年05月30日

子供を飼い馴らす教育改革国民会議と現政権

今、自民党が力を入れている教育再生実行本部。ところで13年前の平成12年、自民党政権が力を入れたのが教育改革国民会議です。この教育改革国民会議の成果は現政権の教育政策の基盤として受け継がれています。

kyokaikaku.png

その中で特に重要な『人間性』について担当したのが第1分科会です。

第1分科会委員 キャッシュ:著作権法32条
 浅利慶太(劇団四季代表)
 今井佐知子(社団法人日本PTA全国協議会会長)
(副主査)
 梶田叡一(京都ノートルダム女子大学学長)
 勝田吉太郎(鈴鹿国際大学学長、京都大学名誉教授)
 河上亮一(川越市立城南中学校教諭)
 曾野綾子(日本財団会長、作家)
 沈壽官(薩摩焼宗家十四代)
(主査)
 森隆夫(お茶の水女子大学名誉教授)
 山折哲雄(京都造形芸術大学大学院長)
 山下泰裕(東海大学体育学部教授)

ここで「一人一人が取り組む人間性教育の具体策」が議論されました。良い指摘もありますが、この中に、あまりにも無知で、教育を語る資格もない委員たちの具体策が数多くあります。

下記に一例を示します。( )内は私のコメントです。
<子どもへの方策>
・団地、マンション等に「床の間」を作る (←よけいなお世話)
・満18歳で全ての国民に1年ないし2年間の奉仕活動を義務づける (←何をさせる気)
<大人や行政が主体となって家庭、学校、地域で取り組むべきこと>
・子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう (←教育を語る資格なし、これでは教育でなくて狂育、発言したのは誰なのか)
・出産後の親業教育の義務化 (←まるで全体主義、女性手帳も同じ発想)
・バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う (←全くの無知、これではパイロット育成も、製品の設計開発もできない)
・「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」をアナウンスし、ショック療法を行う (←カルトによる洗脳みたい)

明らかに、教育を語る資格のない人が委員だったことが分かります。これでは教育改革ではなく狂育改革です。『出産後の親業教育の義務化』、『子どもを飼い馴らす』、こんな教育改革国民会議を基盤にして今後の政策を実行されたら、たまったものではない。

他にもいろいろあります。詳細は下記の資料をご覧ください。
人間性教育の具体策

一人一人が取り組む人間性教育の具体策(オリジナル)
首相官邸 教育改革国民会議 第1分科会
一人一人が取り組む人間性教育の具体策(キャッシュ)
削除されることもあるのでキャッシュにも残す
(国又は地方公共団体が周知目的で作成した著作物の転載:32条)
posted by 中山幹夫 | 自民政権